水商売を周囲が理解してくれない時の対応まとめ

「効率よく稼ぎたいから」「昼職はあるけどそこまで稼げるわけじゃないから」「借金があるから」さまざまな理由で水商売をやるにも関わらず、それを周囲が理解してくれないということは多い。

正直、ダルい。

未成年で親の保護下にいる状態でやるというならともかく、成人して親の保護下から抜けてさまざまな理由のもとで水商売をやると決める人がほとんどだと思う。それにも関わらず「水商売なんてやめておけ」「効率よく稼げるといっても年齢重ねたらできなくなる」「金遣いが荒くなる」などと理解を示さない人は多い。

というよりは、水商売を選ぶ理由を体験してないのに理解を示してくれる人の方が珍しい傾向にはある。

非常にだるいけれども、そのしがらみで心地よく働けずどこか罪悪感を持ちながら働くのは疲れる。私が疲れた。なので、水商売をやることに対して周囲からの理解が得られない際の対応をまとめてみようと思う。

 

友人の場合

完全に連絡絶つ。親や兄弟などどうしてもつながりを絶ちにくい人ならともかく、友人というのは簡単に縁が切れる。「水商売やることが原因で友人をなくすのはちょっと…」と思う人も多いとは思う。

けれども、自分が行う仕事を理解できないという人と付き合う必要性はどこにあるのだろうか。水商売を反対する理由が世間一般的には正論であっても、自分にとっては正論ではない場合は多い。「自分のためを思って言っている」として水商売に反対する人が多いが、それなら水商売やらなくても済むよう金銭的援助をしてくれと感じてしまう。

その友人の大切さを自分の中で秤にかけてみてはどうだろう。その友人は、そこまで大切な存在なのだろうか。友人としての付き合いは長くとも、自分が決めたことを「世間一般的に良くないから」という理由で否定する人は本当に友人として今後も付き合っていけるのだろうか。

どうしても繋がりを切りたくないという友人もいるとは思う。そういう際には、説得を試みるしかない。説得というよりかは、なぜ自分が水商売を選ぶのか。他のアルバイトなどではなぜ駄目なのか。この点において説明できないようであれば、水商売をやるのはやめておいたほうがいいと思う。水商売をやるための理由が明確でない場合には、ズルズルとそのまま半永久的に水商売に頼りやすい。その理由が解消できたらやめる。これを頭に入れたうえでの説得を試みるくらいしか、方法はないと思う。

しかしながら、どうしても世間一般論のもとで反対する人は思考が偏りがちだ。そのため、説得は難しい。相手の理論を根本的なところから変えられるような説得をできない限り、説得の成功率は非常に低い。そのため、説得が難しい場合には、水商売を上がるまでは連絡を控えるという対応くらいしかないと私は考えている。

親の場合

非常に残念だが、説得できなかった時点で諦めるしかない。親はまた、友人とは違う理由で否定してくることが多い。親から見たら「大事な娘/息子が水商売をするなんて」「自分の子どもが性を売り物にするなんて考えたくない」など、親の子どもに対する愛情のもと否定してくる場合が多いと思う。もちろん、一般常識に従って否定する親もいる。もしくは将来性がないという切り口での否定もあると思う。

そういう際には、親に理解してもらうことは諦めて結果を出すしかない。結果というよりかは、わかりやすく「いくら稼げるようになった」「何を得られた」という報告をする必要がある。例えばではあるが「今月は40万稼げた」というのは非常にわかりやすい指標だと思う。

結果を出すまでは連絡をしないというのも、ひとつの手だとは思う。もちろん、親からしたら心配極まりないだろう。そのため、業務連絡というか、生存報告くらいは1ヶ月に1度くらいはするというスタンスでいくのが無難だろう。

説得を試みる場合のポイント

「頑張って説得して、こころよく働きたい」そう思う人は説得を試みるしかない。その場合の説得で入れておいてほしいポイントがあるので、紹介する。

なぜやるのか

そもそもなぜ水商売をやるのか、という点は説明すべきだと思う。先述にもあるが、他のアルバイトや仕事などでは駄目な理由を説明しなければ相手は納得しないだろう。説得においての根幹となる点であることは間違いない。

商売をやる目的

「社会経験として水商売をしたい」こう説得を試みる人は、未成年や成人したての人に多いと思う。社会経験が水商売でなければできない理由はない。夜の世界で暮らす人の社会経験をするということは、確かに今後の考え方や理念を変える可能性はある。では、社会経験として何を得たのかを説明できるのだろうか。言葉で説明するのは、非常に難しい内容が多いと思う。言葉で説明しづらい目的でやりたいと説得したところで、相手は納得しないだろう。

「昼職の給料が◯万円だから、この金額だけで生活すると貯金もできないから貯金を作るために水商売をやる」

「社会経験を積みたいから水商売をやる」

どちらのが自分だったら納得できるだろうか。

水商売をやめるタイミング

これは説得するしないに関わらず、考えておいて欲しいポイント。親に説得を試みるなら特に伝えたいポイントでもある。水商売一本で生計を立てようとする人ならともかく、周囲の理解が得られなくて困っている人は兼業が多い。水商売で生計を立てようとするなら、タイミングを見計らってやめるkとはできるが、兼業の場合はズルズルと続いてしまう人をよく見る。ズルズルと続けることを悪いとは思わないが、正直そのままやっていても本来の目的とはずれるのではないだろうか。

そのため、「目的を達成次第やめる」「◯歳になったらやめる」などと明確に決めて説得した方がまだ納得しようという気持ちは生まれる。

自分の思考をそのまま使わない

自分の考えをそのまま説得に使うと説得が成功しづらい。これは日常で誰かにお願いをする上でも同じことだ。

「どうやったら相手は肯定してくれるだろうか?」「どう伝えたら相手は否定しないだろうか?」と相手がどのように受け取るかを考えつつ話す必要がある。

「お金欲しいからキャバ嬢やります!」

「今のお給料だと貯金どころか生活もギリギリなので、なにかあった時のための貯金をつくるためにキャバ嬢をやろうと思う。」

どっちのほうが納得しやすいだろうか。

 

世間一般論のもとで反対してくる人は、たいていが結果を出したとしても「水商売だから」とその一言で自分の努力を否定しがちだ。それでも、水商売でなければいけない理由があって水商売をする人は多い。

正直なところ、当事者でなければ理解しづらいというのが本音だ。

それでもやっていかなければいけない。それなのに近い人達から否定されるのは悲しいし、やりきれない思いでいっぱいになると思う。

そんな時の対応として、説得するか連絡を絶つかしかないのは非常に残念でしかない。つらいよな。極端だとは思う。しかしながら、それしかないのが現実だ。親しい人達を説得することを、水商売でのクソ客をなだめるような気持ちでやってもらえたら、少しは練習にでもなるんではないだろうか。

 

ゆるくいきましょうね。

 

 

https://blog.hatena.ne.jp/msri/http://seriwriter.hatenablog.com//subscribe