水商売を経験したメンヘラ女性が働けなくなった未来の話。

 

 

水商売のおおまかなキャッチコピーを作るとしたらこんなところではないだろうか。

「高時給かつ短時間勤務OK!週1~勤務可能で週ごとにシフトは提出。即日勤務可」

精神疾患などを抱えていない所謂「健常者」と精神障害を抱える人から言われる人々であっても、このキャッチコピーは魅力的に感じるだろう。

また、基本的にメンヘラは精神状態や体調が安定しないため、一定のペースでの就労を継続するのが難しい傾向にある。さらに、障害者年金を獲得できないメンヘラは基本的に金銭的に困っている可能性が高い。

ではアルバイトをしなければいけない。

しかしここで問題が生じる。精神状態や体調が安定しないという理由でシフトが組みづらい。周囲の人間が怖い。朝や昼に起きれないためシフトに間に合わない。

こんな悩みを抱えるメンヘラは、少なからずいるのではないだろうか。

そんなメンヘラの中でも、水商売であれば週に1回くらいは出勤できるというメンヘラ女性はいると思う。

水商売であっても、稼ごうとする意思、そして実際に働くということは立派だと思う。しかし、非常に残念なことに水商売は続けられる期間が限られている。女性だけでなく、人間ならだれでも起こる「老化」だ。これや、家庭や精神的な問題が原因として、夜の街から去る女性は毎日いる。

では一体、水商売を出来なくなった後には何が待っているのだろうか。地獄だ。

些細な金額だったとしても、給料がなくなるということは精神の悪化にもつながる。親や政府からの支援がない場合、通院することも難しくなる可能性が高い。こうなると、毎日飲んでいる抗精神薬も服用できなくなる。尚更精神が不安定になる。

また、金銭感覚が戻らなくなる可能性も出てくる。水商売はその職業上、どうしても高給になりやすい。そのため、収入としては1日の勤務でも8000円以上はもらえるという店舗が主なのではないだろうか。

これを続けると、一般収入よりは高額な給料を受け取ることになる。もちろん、人によるが金銭感覚が崩れやすい。

具体的な例として挙げるのであれば、

「ゲームに3000円課金したい。今日出勤すればそれ以上稼げるんだし、3000円くらいいいか!」

こんなかんじだろう。

ぶっちゃけ言おう。これをやる人は2日に一回などの短期的なペースでこれを繰り返す可能性が高い。私がそうだった。

話が脱線しかけたが、上記のような例が金銭感覚が崩れる切欠となりやすい。しかし水商売をできなくなるとこのような散財も出来なくなる。

地獄だ。地獄のオンパレードすぎて笑いもでない。

この地獄を防ぐにはどうしたらいいのだろうか。答えだけで言えばとても簡単だ。働き口をみつければいい。

しかし、メンヘラ女性だけでなく男性も含んだメンヘラにとって就労というのは非常にハードルが高いものという考えが根底にあるのではないだろう。

時間があったら、このハードルをどうやってまたぐべきなのか~といった内容を考えて書いてみたいと思う。

 

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